「ムサシ」3/3-3/11 彩の国さいたま芸術劇場大ホール

ムサシ さいたま芸術劇場




蜷川幸雄と藤原竜也の代表作。
2009年の初演から何度も再演を重ね、海外からも高い評価を受けて何でも招聘公演を行う名作です。
前公演の際に、「藤原竜也がムサシと同じ35歳になったら、もう一度集まろう」と集まった面々が、蜷川幸雄3回忌を盛り上げる。

「ムサシ」公演情報

「ムサシ」作品紹介(ホリプロ公式HPより引用)

この作品は劇作家・井上ひさしさんが書き下ろし、2009年に初演された。
翌年にはロンドン・ニューヨークから招待され海を渡り、辛口で知られる英米の劇評家や満員の客席から大喝采を浴びた。イギリスの「インディペンデント」などの有力紙が、字幕で上演する外国作品に対して5つ星の高評価を与えるのは大変珍しいことだった。重厚なテーマの中に笑いを盛り込んだオリジナリティ溢れるエンターテインメントとしての評判は世界を駆け巡り、その後も海外からの招聘が相次いだ。

2018年の再演でも、宮本武蔵を演じるのは藤原竜也。デビュー20周年を締めくくる舞台作品となる。対する小次郎に溝端淳平。他にも鈴木杏、六平直政、吉田鋼太郎、白石加代子ら、蜷川幸雄から最後に直接演出を受けた最高のキャストが誰一人として欠けることなく再集結する。2014年の上演時、藤原が劇中の武蔵と同じ35歳になったら、もう1度『ムサシ』をやろうと蜷川と約束したメンバーが勢揃いして、巨匠の三回忌を豪華に盛り上げる。


ほわいとレビュー ★★★★☆
(以下、ややネタバレ有り。と言っても感想が細かめで恐らく見た人しか伝わらないかなとも思います。)

「ムサシ」感想(ネタバレ含む)

2009年の初演からずっと話題になっていた作品ではあったのですが、なかなかチケットは取れないし高いし、で行けずにいました。

そんな最中、友人から、そろそろ最後になるかもしれないし、行っとけ!!!
とお達しを受け(笑)、残席2枚だったチケットを確保して向かいました。

蜷川幸雄さん、藤原竜也さん始め話題のキャストばかりなのですが、観て印象に残ったのは、化け物クラスの力強さとクオリティを持っていた、戯曲

井上ひさし、恐るべし…本当に日本の国宝だと思う…

戯曲が良いと、正直どんな演出家や役者が来ても面白い作品になるので、本当に「ホン」って大事なんです。

武士道と人情と「生」と笑い。さらに演出や役者たちによって美しさとリアリティが加わって、これは海外受けもするわ…と納得の作品でした。

劇中の笑い要素の筆頭である「タンゴ」。私が観た回のお客さんは多分既に観たことのある人が多くて反応は薄かったけど、いやーこれはずるい面白さがありますわ(笑)

ムサシといえばあの宮本武蔵だし、さぞやエネルギッシュに立ち廻りをしたり、放出的なエネルギーに溢れている作品なのかと勝手に思っていました。
ですが実際は、意外と静的なエネルギーの強い舞台でした。(もしかしたら初演は違ったのかもしれなくて洗練された今があるのかも)

作品名が「ムサシ」だけれども、実際には小次郎が主人公なんじゃないか?と思えるようなストーリー展開。

吉田鋼太郎さんが一番体を張った演技でいたのはなぜか微笑ましく、皆さん安定感のある実力者揃いで、ワタクシめが申し上げることなどありません。

武士の話なので、当然「和」のテイストを用いられること自体は嬉しい反面、歌舞伎役者や能の謡の人たちのそれとは当然質は異なるわけで。
本物はもっともっと奥深さがあるんだよーと周りのお客さんに知らせたい気分にもなり、なんだか複雑な気持ちになってしまいました。

蜷川さん演出でいつも思うのは、ビジュアルが本当にきれいだということ。
各シーンや転換に至るまで、絵画のようにとっても美しいのです。

5m以上はあるだろう竹が舞台奥からじっくりと押し寄せて、「魅せる」転換
他のもう少し狭い劇場だったら、どのようにしているのでしょう。

引っかかるポイントを無理やり挙げたような形ですが、全体的に本当に質の高い作品でした。

まだこれから大阪でも上演されるので、間に合う方は、ぜひに。

劇場情報

■劇場名
彩の国さいたま芸術劇場

■住所
〒338-8506 埼玉県さいたま市中央区上峰3-15-1
JR埼京線与野本町駅(西口)下車 徒歩7分

■電話番号
048-858-5500(休館日を除く9:00~19:00)

■公式サイト
彩の国さいたま芸術劇場
http://www.saf.or.jp/arthall/












ムサシ さいたま芸術劇場

シェアやコメントお待ちしてます!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA