久しぶりのミュージカル!
私としては実はほぼノーマークで、友人に誘われていったのですが、これがとっても素晴らしかったのです!!
観ようか悩んでいる方、ぜひチェックしてくださいませ!!
目次
「メリー・ポピンズ」2018年公演情報
あのウォルト・ディズニーが、娘との約束を果たすため、原作者のパメラ・トラバースを20年に渡り説得して映画化が実現した、不朽の名作『メリー・ポピンズ』。
1964年にジュリー・アンドリュース主演で公開され、世界的大ヒットとなった。
映画『ウォルト・ディズニーの約束』で描かれた製作秘話も記憶に新しい。
2004年、ディズニーと『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』などを生み出した英国の天才プロデューサー、 キャメロン・マッキントッシュにより、ミュージカル化が実現!世界的振付家マシュー・ボーンや、ドラマ 『ダウントン・アビー』の脚本家ジュリアン・フェロウズなど、豪華クリエイター陣が集結。イギリス・ ウェストエンドでの世界初演を皮切りに、ブロードウェイやオーストラリア、ウィーンなど世界各国で上演を重ね、 ロンドン・オリヴィエ賞9部門でノミネート、アメリカ・トニー賞では7部門でノミネート。タイム紙 「観客を吹き飛ばすほどのすごさ!」、ブリストル・ポスト紙「忘れがたいほど魅惑的!」と、各紙で五つ星の 大絶賛!!
メリー・ポピンズの不思議なカバンからは、コート掛け、観葉植物、なんでも出てくる。
壊れたキッチンも元通り。すべては彼女の思うまま!息を呑むようなマジカルな演出と舞台セットに、きっとあなたも 虜になるはず。
メリーが客席を飛んでいくラストシーンは、なんと日本版が世界最長の距離に!!
♪「チム・チム・チェリー」「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」などの名曲の数々と、 迫力のダンスシーンも必見!
「メリー・ポピンズ」あらすじ(ホリプロ公演公式HPより引用)
1910年のロンドン、チェリー・ツリー・レーンに住むバンクス家。一向に子守が居つかないこの家に、メリー・ポピンズが舞い降りてくる。魔法で部屋を片付けたり、カバンから何でも取り出したり不思議な力をもつメリーと、煙突掃除屋のバートと過ごす素敵な毎日に、子供たちは大喜び。一方、父ジョージは銀行でのある融資をきっかけに、苦境に立たされてしまう。しかしこの出来事をきっかけに、バンクス家は家族の幸せを見つけ、それを見届けたメリーは、また空へ帰って行くのだった。
ほわいとレビュー ★★★★★
(以下、ややネタバレ有り。)
「メリー・ポピンズ」感想(ネタバレ含む)
一言でいうなれば・・・
メリーポピンズが、こんなに大人な作品だなんて知らなかった!!です。
ディズニー映画にもなっているメリーポピンズは、私自身小さい頃に観たきりだったので、お話の内容をあまり覚えていない状態でいきました。
もちろん大前提として、子どもたちや魔法が大活躍する作品なので、子どもが観ても楽しいし、ダンスナンバーや音楽も楽しくて華やかな空間に満ちています。
ただ、メリーが子どもたちに伝えようとしているのは、辛い状況の中でも明るく生きていくチカラ。
他者を無条件に愛すること。
自発的であること。
他人は変えられないこと。
それを受け入れること。
生きる知恵を詰めている、おばあちゃんの知恵袋のような作品でした。
私が一番印象に残ったメリーポピンズのセリフ。
「私は幸運はいらないわ、ありがとう。」
幸運とは自分でつかむものである、という自分自身に対する自信と責任と覚悟があるからこその言葉だと思いました。
メリーポピンズは、自分勝手なように見えてすごく愛情があります。子どもたちを突き放す良い意味での非情さもあるけれど、自立を身につけるためには必要なことなのです。
終幕の、舞台上から客席後ろに飛んでいくメリーポピンズ、「ハッピー」という一言ではとても済まない表情をしていました。
前向きに生きることに対してとても研究し闘ってきた人という感じを受けました。
もちろん、メリーポピンズを演じる濱田めぐみさんの圧倒的なクオリティがあってこそ成立した舞台空間です。
私が観た回が濱田さんだったので、もう一人のメリーポピンズ、平原綾香さんはまた違ったメリーを作り上げていることでしょう・・・!
柿澤勇人さん、ミュージカル界でとても人気のある方なのですが、私は今回ようやく初めて観ることができました!印象としては、意外と固い声の方なんだなーと。
話題にもなっている、宙づり逆さタップはすごすぎます・・・!!
文字通り、宙づりに吊られて舞台の天井でタップと1フレーズ歌うのです!!これだけでも観る価値あると思います。
島田歌穂さん昔から好きなのですが、とにかく上手すぎるのです。そのために、才能の無駄遣い感を感じずにはいられませんでした・・・。




演出面で、私は舞台で映像演出を使うのはあまり好きではないのですが、今回はあくまで舞台の引き立て役のように、転換時に使ったり魔法が出るときに使ったりと、私好みな取り入れ方でした。
全体を通して、ディズニーランドやディズニーシーのショーパレード全てを凝縮して観たかのような充実感でした!観るか悩んでいる方、お早めに!
「メリー・ポピンズ」関連DVD・CD・書籍
こちらは、みなさんご存知のジュリー・アンドリュース主演 ディズニー版「メリーポピンズ」のDVDです。
こちらは、本公演と同じ、ミュージカル「メリーポピンズ」のロンドン版のサウンドトラックです。英語です。
こちらは、「メリーポピンズ」が小説として出ていたので紹介です。
劇場情報
■劇場名
東急シアターオーブ
■住所
〒150-8510 東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ11階
JR線、東京メトロ銀座線、京王井の頭線「渋谷駅」と2階連絡通路で直結
東急東横線・田園都市線、東京メトロ半蔵門線・副都心線「渋谷駅」15番出口と直結
■電話番号
03-3477-9111
■公式サイト
東急シアターオーブ http://theatre-orb.com/index.html
■公式ツイッター
@theatre_orb
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