團菊祭五月大歌舞伎「雷神不動北山櫻」「弁天娘女男白浪」5/2-5/26東銀座 歌舞伎座

團菊祭五月大歌舞伎「雷神不動北山櫻」「弁天娘女男白浪」5/2-5/26東銀座 歌舞伎座




こんにちは、ほわいと(@t_e_white)です。

今回は歌舞伎の中でも名作中の名作を本家が上演する2作品、「雷神不動北山櫻」「弁天娘女男白浪」を観てきました。

團菊祭五月大歌舞伎「雷神不動北山櫻」「弁天娘女男白浪」2018年公演情報

團菊祭五月大歌舞伎「雷神不動北山櫻」「弁天娘女男白浪」作品紹介(「歌舞伎美人」公演公式HPより引用)

●雷神不動北山櫻(なるかみふどうきたやまざくら)

歌舞伎十八番の魅力が詰まった大作
時は平安時代のはじめ。陰陽師の安倍清行は、早雲王子が帝位につくと世が乱れると予言します。そこで帝は高僧鳴神上人に命じ、妃が身ごもった女子を「変成男子(へんじょうなんし)」の行法によって男子に変え、世継ぎの男子を誕生させます。帝位継承の望みを絶たれた早雲王子が鳴神上人を都から追放すると、都は日照りとなり、以来民衆は旱魃(かんばつ)に苦しみます。
粂寺弾正は雨乞いに効力のある短冊「ことわりや」の行方を詮議し、小野春道の館にて小野家の執権八剣玄蕃の企てを見破り、見事これを手に入れます。一方弾正の主人文屋豊秀は、旱魃を招いたのは鳴神上人が行法で龍神を京都北山に封じ込めたためであり、それが天下を望む早雲王子の陰謀によるものだということを突き止めます。朝廷は鳴神上人の行法を破るための使者として、清行の高弟で宮中一の美女と謳われる雲の絶間姫を鳴神上人のもとに遣わします…。
歌舞伎十八番の『毛抜』『鳴神』『不動』の3演目が含まれる成田屋所縁の演目で、豪快な荒事芸、早替りなど、歌舞伎ならではの魅力がふんだんに盛り込まれた舞台をご堪能ください。

●弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)

黙阿弥の七五調が心地よい人気狂言
鎌倉の呉服屋浜松屋に、美しい武家の娘と供侍が婚礼の品を選びにやって来ます。そこで娘は万引きの疑いをかけられ打ち据えられますが、持っていたのはほかの店で求めた品物。お詫びの百両を手に立ち去ろうとする二人を、玉島逸当という侍が呼び止め、娘が男であると見破ります。実は娘と供侍は、盗賊白浪五人男の弁天小僧菊之助と南郷力丸。そして、逸当こそが白浪五人男の首領日本駄右衛門で、すべては浜松屋の金を奪い取ろうとする企みだったのです。追手を逃れ、稲瀬川に勢揃いした白浪五人男は、名のりをあげます。その後弁天小僧は追手に囲まれ、極楽寺に辿り着き…。
五世尾上菊五郎によって初演され、代々受け継がれてきた音羽屋の家の芸。河竹黙阿弥の七五調のせりふに彩られた世話物の人気演目をお楽しみください。

ほわいとレビュー ★★★☆☆
(以下、ややネタバレ有り。と言っても感想が細かめで恐らく見た人しか伝わらないかなとも思います。)

團菊祭五月大歌舞伎「雷神不動北山櫻」感想(ネタバレ含む)

GW中に、一幕見席で観てきました。
午前の部が通し狂言(一つの物語を通して上演すること)なので、朝一番の発売時間にいけば間に合うかな・・・と思っていたのが大きな間違いでした。

結局、序幕は満席で見られず、二幕目の「毛抜」三幕目と大詰の「鳴神」を観てきました。

まずは「毛抜」。本家である成田屋さんバージョンをようやく観られたという事実に満足。

なんと言いますか、海老蔵さんの声って本当に独特だなと思うのです。
パワーとかエネルギーとか色っぽいとか華があるとか。色んな表現があるとは思うのですが、「彩度・明度がある」と言えば良いのでしょうか。

こもった声質なのに、聞き取れるし通るんです。なんでだろう。
(一時期音声学を勉強していたワタクシにとって、「声」は結構気になるテーマなのです。)

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團菊祭五月大歌舞伎「弁天娘女男白浪」感想(ネタバレ含む)

菊五郎さんの娘姿は初めて見たので、(この娘役も、男の悪党が娘に扮している設定なので純粋に娘ではないのですが)コメディとも呼べるような何とも言えない気持ちがこみ上げました。良い意味です。

舞台いっぱいではないものの、歌舞伎ならではの仕掛け「がんどうがえし」(歌舞伎ならではの大道具仕掛け。舞台奥へ向かって煽り違う景を見せること)を生で初めて見ることができました!

「がんどうがえし」の後に下からパネルが吊り上げられてきたのがどうも仕組みがよく分かりません・・・(だって、それまでは床を完全に覆われているのですもの)
白波男の名乗り。もはやこれは音楽です。語りもの音楽。

西洋音楽やポップスに親しんでいると、「語りもの音楽」って「歌」とは違うの?と私はずっと疑問でした。でも最近、違うことが何となく肌で分かるようになってきたのです。
歌って、メロディと歌詞がほぼ同等か、メロディの方が重要度が高いと思うのですが、
語りもの音楽は「歌詞」(というより言葉や物語と言った方が良いのかもしれません)が圧倒的に重要なんです。

朗読に節をつけた感覚や、絵本の読み聞かせに近いかもしれません。音数で決まる俳句も含まれるでしょうか。

言葉を正確に感情を伴って伝えるために、節がある、というのは大きな役割を果たしているわけです。

なんというか、せっかく日本にいるのだから、「語りもの音楽」のニュアンスにもっと親しみがあると良いのになーと重いながら劇場を後にしました。

観劇ってただ観た感想だけでなくて、自分の思考がぐっと広がる愉快な体験です。これからも続けていきますわ。

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劇場情報

■劇場名
歌舞伎座
■住所
〒104-0061
東京都中央区銀座4-12-1
◯ 東京メトロ日比谷線・都営浅草線 東銀座駅[3番出口]直結
◯ 東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅[A7番出口]徒歩5分
■電話番号
03-3545-6800(代)
■公式サイト
歌舞伎座(松竹株式会社 公式サイト)

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