こんにちは、ほわいと(@t_e_white)です。
私は、出会ってしまいました。
日本発のオリジナルミュージカル最高峰に、出会ってしまいました。
上演時間は、2時間15分(1幕60分 休憩20分 2幕55分)。
たくさんのひとに、届け。
ミュージカル「生きる」観てきました。
遂に日本のオリジナルミュージカルがここまでのクオリティになってきたのですね…感涙。
世界に輸出できる本当に素晴らしい作品です。歴史的な初演、ぜひ。 pic.twitter.com/qPcfP3rBU5— ほわいと@手荒れと観劇 (@t_e_white) 2018年10月18日
目次
ミュージカル「生きる」公演情報
ミュージカル「生きる」作品紹介(公演特設ページより引用)
黒澤映画、世界初のミュージカル化。
スティーヴン・スピルバーグやジョージ・ルーカスなどをはじめ、世界中の映画監督に影響を与えた「世界のクロサワ」こと黒澤 明監督(1998年没)が1952年に発表した代表作「生きる」を、グラミー賞受賞の作曲家ジェイソン・ハウランドと、日本を代表する演出家の宮本亜門がタッグを組んでミュージカル化。
黒澤作品がミュージカルになるのは、これが世界初のこととなる。
ほわいとレビュー ★★★★★
(以下、ややネタバレ有り。と言っても感想が細かめで恐らく見た人しか伝わらないかなとも思います。)
ミュージカル「生きる」感想
この作品は、気になってはいたものの今回は見送ろうかなと思っていたところ、友人に誘われて「じゃー行くか。」という気持ちで観に行った作品。
本当に、観ることができて、良かった。
日本のオリジナルミュージカルが、ついにここまで来たか・・・!感動・・・!
私は常々日本発の、日本で創られた和製ミュージカルが好きで応援もしています。
日本におけるミュージカルが、ほとんど海外から作品を輸入して上演している状況を少し残念に思うからです。




「生きる」は、日本の製作カンパニーで誕生したオリジナルミュージカルとしては、私がこれまで観た中で最高峰にノミネートしました。
主演の市村正親さんの圧倒的な存在感。(鹿賀さんもきっと素晴らしいはず!)
音楽は、失礼な言い方ですが外国人が作ったとは思えないほど、日本らしい繊細さ・シャイさ・優しさが盛り込まれています。しかも和音階を用いることなく!
題材も仕事で働きづめになっている様子や、昭和の日本をモチーフにした舞台美術は、日本人が上演するのによく似合います。
バラードありポップあり、たまに笑いあり、泣きあり。
素敵な、とても素敵な、ミュージカルというジャンルとしても王道な構成でした。
これは、ブロードウェイへ持っていけるレベルです・・・!
またこの作品は、黒澤明監督の映画「生きる」を題材にミュージカル化しています。
ざっくりしたストーリーは、余命わずかと知った壮年の男が、希望を持って新しい生き方を模索して全うする話。
実はこの作品を観終わって一番最初に感じたことは、これを黒澤明は戦後すぐの時代に創ったの・・・!?という驚きでした。
あまりに現代的なヒューマニズムが含まれているので、当時よりもむしろ今の方が痛烈に響くのではないかなと思ったのです。
私は全く映画もあらすじも知らない状態で観たのですが、映画を観て予習済みの友人も、「この舞台はおすすめできる・・・!」と申しておりました。私も近々映画も観ます。
2018.10.21追記しました。
黒澤映画「生きる」観ました。すごい、の一言です。
【映画観た】黒澤映画「生きる」アマゾンプライムで見ました。https://t.co/CGrfgQMiCx
はぁ。天才。
ミュージカル版が映画に忠実かつ、若い人にもより伝わる工夫をしたことが分かりました。ミュージカル観てから映画観れて良かったかも。(逆の順番なら長くて退屈たったかもしれない)— ほわいと@手荒れと観劇 (@t_e_white) 2018年10月21日
映画とミュージカルで違っていたところのは、渡辺勘治が「生きる」ようになってからの後半部分です。
渡辺勘治が何をしたか、人にどう思われていたかを淡々と回想で見せていることが主で、映画ではあまりエネルギーを見せないようにしている印象でした。
最後に、原作になった映画「生きる」をDVD・ブルーレイ・アマゾンプライムでそれぞれ発見しました!
映画「生きる」DVD版↓
映画「生きる」ブルーレイ版↓
映画「生きる」アマゾンプライム版↓
また、観る前にランチやディナーをする方は、当日のチケットを持っていると赤坂Bizタワーにて特典や割引付きで食事やお酒を頂けますよ。
赤坂でオシャレご飯、ぜひ。
劇場情報
■劇場名
TBS赤坂ACTシアター
■住所
東京都港区赤坂5‐3‐2 赤坂サカス内
東京メトロ 千代田線 「赤坂駅」3b出口から徒歩1分
東京メトロ 銀座線・丸の内線 「赤坂見附駅」10番出口より徒歩8分
東京メトロ 銀座線・南北線 「溜池山王駅」7番・10番出口より徒歩7分
■電話番号
TEL:03‐3589‐2277(10時~18時)
■公式サイト
TBS赤坂ACTシアター
■公式ツイッター
@ikirumusical