こんにちは、ほわいと(@t_e_white)です。
初めて来ました浅草九劇。約100席ほどの小劇場空間。
前評判がなかなか良いので楽しみ!
上演時間は、約2時間弱(途中休憩なし)でした。
ミュージカル『SMOKE』今日明日のこの週末は木暮超 大山海 高垣紅です!
今日は13時18時開演となります。
当日券は開演の1時間前より販売!
残り、、、全部で14回です!#smoke_tyo pic.twitter.com/toVZCs1Lz1— ミュージカル「SMOKE」 (@musicalSMOKE) 2018年10月20日
目次
ミュージカル「SMOKE」公演情報
ミュージカル「SMOKE」作品紹介(公演特設ページより引用)
天才詩人と言われながら、27歳の若さで、異国の魔都・東京で亡くなった、韓国人詩人、
李箱(イ・サン)の作品、「烏瞰図 詩第15号」にインスパイアされクリエイトされたミュージカル「SMOKE」。
天才詩人の詩と美しい音楽が出会い、誰も想像できなかった物語が繰り広げられる。
“鏡の中をのぞき込んだら、自分の「こころ」だった“
ほわいとレビュー ★★★★☆
(以下、ややネタバレ有り。と言っても感想が細かめで恐らく見た人しか伝わらないかなとも思います。)
ミュージカル「SMOKE」感想
浅草九劇(きゅうげき)には初めて来ました。
真ん中に小さい舞台があり、その周りを4方で客席が取り囲んだ舞台。
4方になっているのは劇場常設ではなく、今作品のために作られたようです。
上演時間は約2時間弱で、途中休憩はありません。
暗転も少ないので姿勢を変えるタイミングをつかめず。
作品は面白いのですが、段々と長い時間座っていることが辛くなってきました悲しい・・・。
感想を一言で言うと、コンパクトミュージカル(私の造語)としては、かなり良いクオリティの作品だなーと思いました。
私が感じた見どころは3点。
1、楽曲の美しさ
バラードは特に甘い楽曲が多く、韓流だな~とうっとり浸っていました。
また技巧的というのか、難しい歌が多いなーと。
ミュージカルは観終わった後に何か一曲はキャッチーな耳に残る曲があったりするのですが、今回は全くそれがありませんでした。
そんな難しい歌をきれいに安定して歌える俳優さんたちが凄いのね。
これが見どころ2つ目でもあります。
2、楽曲を歌い上げる俳優たちのうまさ
私が観た回は、⽊暮真⼀郎さん・⾼垣彩陽さん・大山真志さん の3人でした。
楽曲の難しさを感じさせないくらい当たり前のように歌っていますけど。
3人とも、とにかく歌うまいんですよ・・・!ずっと聴いていたい・・・
みなさんクラシックだったり声優さんだったりミュージカルたくさん出演している方々。
この3人の歌声を2時間もの間一人占め…ではなく約100人占め出来るのは、とても贅沢だなーと思いました。
3、後半から判明していく登場人物3人の関係性
最後にストーリーについて。
そうきたか!って感じでした。誰にでも少なからずはある、自分だけの精神世界。
一つ思ったのは、主人公の置かれていた時代背景をもう少し表現しても良かったのでは?という点です。
音響効果や断片的な台詞で表現はされているのですが、登場人物が激昂したりあまりに悩み苦しみしたりする様子と、関連性がちょっと弱いんじゃないかなと思いました。
キャストの人数も少ないから難しいかもしれませんし、または精神世界を描くのが主軸だから省いたのかは分かりません。
細かいところですが、映像やレーザーを使った演出がビジュアル的にとてもきれいでした。
煙や映像なども駆使して、4方の舞台を囲われた心情を表現したりと、空間をとてもうまく使ってきれいでした。
ただ・・・
客席と舞台が近すぎました。
ミュージカルは特に感情表現の側面が強いので、映画などの映像と比べるとお芝居がオーバーになりやすい(オーバーでないと客席から分からない)のですが、今回はあまりに見えすぎてしまって・・・
または私の感じたオーバーさは、韓流という文化にあるのかもしれません。
楽曲からも技巧や熱量があるものほど良いみたいな雰囲気もどことなく感じましたし、日本のシンプルさというか、わびさび的なものって特殊なのかもしれないな、とも思いました。
でもなんだかんだいって、こういうコンパクトミュージカルはかなり好きなので、満足です。
劇場情報
■劇場名
浅草九劇
■住所
東京都台東区浅草2-16-2 浅草九倶楽部 2階
東京メトロ銀座線 浅草駅 1番出口より徒歩10分
都営浅草線 浅草駅 A4番出口より徒歩10分
首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス 浅草駅 A1番出口より徒歩5分
■公式サイト
浅草九劇
■公式ツイッター
@lespros_9geki