こんにちは、ほわいと(@t_e_white)です。
新年2019年の初観劇は、初春歌舞伎で始まりました!
久し振りの幕見席での観劇。
久し振りの歌舞伎座幕見席!
歌舞伎観てみたいけど敷居高いな、値段も高いな、と思うあなたにこそ活用してほしいシステム。
写真たくさん集めたから、記事にするぞぉ pic.twitter.com/cSv2A6VZMl
— ほわいと@手荒れと観劇 (@t_e_white) 2019年1月8日
壽 初春大歌舞伎より、「吉例寿曽我」と「廓文章」を観に行きました。
どちらも1時間以下なので、さくっと気軽に観ることができます。
きれいな舞台と、きれいな衣裳と、色気の俳優たち。
芝居観るっていいですね~と実感できました!
目次
「吉例寿曽我」「廓文章」2019年公演情報
「壽 初春大歌舞伎」作品紹介(公演特設ページより引用)
「吉例寿曽我」(きちれいことぶきそが)
初春を寿ぐ曽我狂言
相模国大磯に近い雪景色の鴫立澤。曽我箱王と兄の一万は、親の敵である工藤祐経を討つという大望成就のためにやって来ます。しかし、そこへ現れたのは祐経の奥方の梛の葉で…。
「雪の対面」の通称で知られ、祐経の奥方梛の葉が登場する珍しい趣向のひと幕。初春に「曽我狂言」を上演する江戸歌舞伎の吉例にならい新年を寿ぎます。夕霧 伊左衛門 「廓文章」(くるわぶんしょう)
男女の恋心が織りなす上方和事の代表作
大坂新町の吉田屋へやって来たのは、編笠をかぶり紙衣姿に零落した藤屋の若旦那伊左衛門。放蕩の揚げ句に勘当されながらも、恋する遊女夕霧に会いたい一心の伊左衛門を、吉田屋の亭主喜左衛門と女房おきさ夫婦は正月飾りも整った座敷に迎え入れます。一人待ちわびる伊左衛門のもとへ、ようやく夕霧が姿を現しますが、二人は痴話喧嘩を始める始末…。
廓の情緒あふれる上方和事の名作を、今回は竹本と清元の演奏でご堪能ください。
ほわいとレビュー ★★★☆☆
(以下、ややネタバレ有り。と言っても感想が細かめで恐らく見た人しか伝わらないかなとも思います。)
「吉例寿曽我」「廓文章」感想




「吉例寿曽我」(きちれいことぶきそが)
「寿曽我対面」を知っていると、対比ができて面白いです!
曽我十郎&五郎ではなく、曽我一万&曽我箱王。
工藤祐経ではなく、その妻とされる梛の葉。
ところどころ台詞が対面と同じで、あー聞いたことある!と思いました。
雪景色がきれいです。小道具や演出も、
- 壊すのが三方ではなく白扇。
- 屋体内からの移動なし。(もしかしたら福助さんだからかもしれない)
芝翫さんは豪快なキャラクターの役がやはり似合います。
個人的には虎太郎さんが風格出てきたのがびっくり。ご無沙汰で失礼いたしました!
夕霧 伊左衛門 「廓文章」(くるわぶんしょう)
続いては上方和事(=関西系の庶民的な話)の代表作。
幸四郎さんがとてもかわいいです。
ただ、もはや女形の動きにも見えるのですがこれは良いのかどうなのだろうか・・・
しかしそれでも、有無を言わさぬ色気があって私は嫌いになれません。!
今回の伊左衛門から夕霧への片思いぶりを表す仕草の数々だったり、先月観た「法界坊」でも思ったことがありました。
最近歌舞伎で笑いが起こるのって、現代語を織り交ぜたり時事ネタを入れているものの割合が多い気がします。
これも楽しいのですが、何だかワンパターン化してきてるように感じてしまいました。
具体的に浮かばないけど、古典本来の演出で笑ってみたいなぁ。
七之助さんも美しかったので、色気vs色気って感じでした。うん、嫌いにはなれない。
劇場情報
劇場名 | 歌舞伎座 |
住所 | 〒104-0061 東京都中央区銀座4-12-1 |
アクセス | ◯ 東京メトロ日比谷線・都営浅草線 東銀座駅[3番出口]直結 ◯ 東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅[A7番出口]徒歩5分 |
電話番号 | 03-3545-6800(代) |
公式サイト | 歌舞伎美人 |