こんにちは、ほわいと(@t_e_white)です。
4月大歌舞伎の昼の部を観てきました。
世話物のしっとり歌舞伎も良いですねー。
四月大歌舞伎、昼の部観てきました。
やっぱり又五郎さん上手くて好きなんですわ。野崎村初めてきちんと見れたので満足。 pic.twitter.com/b50mIBHhIO— ほわいと@手荒れと観劇 (@t_e_white) 2019年4月4日
目次
「四月大歌舞伎」昼の部2019年公演情報
「四月大歌舞伎」昼の部 作品紹介(公演特設ページより引用)
一、平成代名残絵巻(おさまるみよなごりのえまき)
「平成」の世を讃える新作のひと幕
平家全盛の時代。常盤御前と平宗清をはじめとした源氏方と平氏方の人物が次々と登場。そして源氏の白旗を巡り…。
平成最後の歌舞伎座公演「四月大歌舞伎」の幕開きを飾る、新作の華やかな舞台にご期待ください。二、新版歌祭文(しんぱんうたざいもん)
座摩社の喜劇味と野崎村の悲哀
大坂の質屋油屋の娘お染は、店に奉公する丁稚久松と深い仲。そして手代の小助は店を思いのままにするため、久松を落とし入れようと企んでいます。ある年の暮れ、久松は商い先から金を受け取った後、座摩社でお染と忍び逢いますが、手代小助の仕掛けた罠にはまってしまい…。〈座摩社〉
久松の育ての親、野崎村の久作の家に、店の金を盗んだと疑われた久松が帰されて来ます。すると久作はこれを機にかねてから久松を慕っていた娘のお光との祝言をあげようとしますが、そこへお染がやってきて…。〈野崎村〉
今回は可笑しみのある「座摩社」、両花道を使った哀しい幕切れで知られる名作「野崎村」をあわせてお楽しみいただきます。三、寿栄藤末廣(さかえことほぐふじのすえひろ )
女帝の長寿と弥栄を願い舞う祝儀舞踊
うららかな春の宮殿。女帝が長寿の象徴である鶴と亀に扮した廷臣と従者を従え出御します。廷臣と従者は女帝の長命長寿を願って吉例の舞を舞うのでした。
当代坂田藤十郎の米寿記念、絢爛な舞踊をご覧いただきます。四、御存 鈴ヶ森 (ごぞんじすずがもり)
前髪の美青年が出会う江戸の大俠客
夜の鈴ヶ森。盗賊と化した雲助が襲った飛脚の書状には、江戸に出奔した白井権八を捕えると褒美の金がもらえると記されていました。やがて鈴ヶ森に差し掛かった権八は、大勢の雲助に襲われますが見事な刀さばきで次々と切り倒します。その様子を駕籠の中からうかがっていたのは、江戸から中国筋までその名を知られた俠客の幡随院長兵衛で…。
白井権八と幡随院長兵衛の運命的な出会いを描いた、歌舞伎味あふれるひと幕をご堪能ください。
ほわいとレビュー ★★★☆☆
(以下、ややネタバレ有り。と言っても感想が細かめで恐らく見た人しか伝わらないかなとも思います。)
「四月大歌舞伎」昼の部 感想
平成代名残絵巻(おさまるみよなごりのえまき)
明るくて華やかな舞台美術と俳優たちです。
彌十郎さんの台詞から新元号「令和」も登場して、盛り上がりました。
新版歌祭文(しんぱんうたざいもん)
今回は、座摩社・野崎村の2場面です。
又五郎さんの上手さと安定感がもう惚れ惚れするレベルなのですが・・・!
野崎村、時蔵さんの切ないお光が似合います。
久松とお染とお光の関係性が、「レ・ミゼラブル」のマリウスとコゼットとエポニーヌみたいな関係に見えて仕方ないのですが、間違っていますか?
終盤、180度舞台が回転しながら、別れの出発に向かう様子は、やっぱり見てて面白いです。このような演出は歌舞伎では初めて観たのですが、他にもあるのかしら。
船で花道入るのさすが!
ロープで引っ張りながら舵取って細い花道に入っていくのは、2階から観ている私がひやひやしてしまいます。
寿栄藤末廣(さかえことほぐふじのすえひろ )
藤十郎さんの米寿を祝う舞踊新作です。
猿之助さんが、始めのうちしばらく誰なのか分からないくらいお淑やかでした。
藤十郎さん。88歳だという先行イメージがあるからかもしれませんが、貫禄をそれはもう半端なく感じました。
存在感というか、威厳というか。
88歳で舞台に毎日立つって、半端ない。
どんな世界が見えているんだろう。
御存 鈴ヶ森 (ごぞんじすずがもり)
菊五郎さんと播磨屋さんという豪華さです。
白塗りは若々しく見えるから不思議。古典の妙ですね。
村人が25人(目で見て数えているので確かではありません)って、ずるいというか面白いというか・・思わず笑ってしまいました。
楽しい立廻りです。
その他
まもなく平成おわり!新時代でも舞台観劇は続きます!
劇場情報
劇場名 | 歌舞伎座 |
住所 | 〒104-0061 東京都中央区銀座4-12-1 |
アクセス | ◯ 東京メトロ日比谷線・都営浅草線 東銀座駅[3番出口]直結 ◯ 東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅[A7番出口]徒歩5分 |
電話番号 | 03-3545-6800(代) |
公式サイト | 歌舞伎美人 |