こんにちは、ほわいと(@t_e_white)です。
まもなく千穐楽(=公演最後の日)ですが、5月歌舞伎の夜の部を観てきましたので、感想を綴ります。
歌舞伎座夜の部わず!
新丑之助くん普通に堂々としててびっくりする。持ち上げられたりかなり厳しい体制取ってるのにぶれないから、下半身と体幹強いんだなーと妙に関心(笑) pic.twitter.com/BYkJEHrts6
— ほわいと@手荒れと観劇 (@t_e_white) 2019年5月22日
目次
「團菊祭五月大歌舞伎」夜の部2019年公演情報
「團菊祭五月大歌舞伎」夜の部 作品紹介(公演特設ページより引用)
一、鶴寿千歳(かくじゅせんざい)
新しい時代を寿ぐ箏曲の舞踊
めでたい御代を寿いで宮中の者たちが舞い踊ります。やがて大臣と女御が雄鶴雌鶴に姿を変え、萬歳楽を奏でて齢を君に奉ります。
昭和天皇御即位の大礼を記念してつくられた、箏曲の舞踊をご覧いただきます。二、絵本牛若丸(えほんうしわかまる)
豪華な顔ぶれがそろう初舞台
鬼一法眼と吉岡鬼次郎に伴われ、鞍馬寺を訪れた義朝の遺児牛若丸。源氏再興のために奥州へ旅立とうとする牛若丸には、弁慶が付き添うこととなります。その噂を聞きつけた平家方の郎党は、源氏を根絶しようと襲いかかってきますが …。
豪華な顔ぶれがそろい、七代目丑之助の初舞台を祝います。三、京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)
華やかに踊り分ける切ない恋心
鐘供養のため大勢の所化が集まる紀州の道成寺。そこへ白拍子の花子が現れ、鐘を拝みたいと申し出ます。所化たちは舞を奉納するならと承知しますが、花子は切ない恋心を艶やかに踊り披露するうち、次第に形相が変わり …。
恋する娘をさまざまに踊り分ける、歌舞伎舞踊屈指の大曲をお楽しみください。四、曽我綉侠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ)
七五調の名台詞で聞かせる男伊達の粋と意地
御所五郎蔵は、もとは大名家の家臣でしたが、腰元皐月との不義を星影土右衛門に密告され追放の身となります。?客になった五郎蔵は、仲之町で土右衛門と再会し、今は廓勤めの皐月をめぐり一触即発、その場を甲屋与五郎がおさめます。旧主のための金策で苦心する五郎蔵の様子を見かねた皐月は、金の工面のため土右衛門になびいたふりをしますが、その本心を知らない五郎蔵は激高し …。
河竹黙阿弥ならではの名台詞のやりとり、みどころあふれるひと幕です。
ほわいとレビュー ★★★☆☆
(以下、ややネタバレ有り。と言っても感想が細かめで恐らく見た人しか伝わらないかなとも思います。)
「團菊祭五月大歌舞伎」夜の部 感想


鶴寿千歳(かくじゅせんざい)
平安の雰囲気あふれる、箏の音色に包まれるしっとりした舞台です。
松緑さんと時蔵さんがそれぞれ、雄鶴雌鶴に姿を変えて登場する、舞台の富士山の絵が印象的でした。
絵本牛若丸(えほんうしわかまる)
豪華な歌舞伎俳優たちが揃います。
新丑之助くん、5歳とのことですが、あまりに堂々としててびっくりでした。
両足広げて四股を踏むように見せる見得の姿勢も、腰が落ちているので立派な体制です。
最近は和式のトイレも使えない子どもが増えているという中、末恐ろしいです。


最後の幕切れで親子が花道に入る様子は、日本人らしい微笑ましさが溢れています。
見てて楽しいので、やっぱり私は日本人なんだなと思いました。
菊之助さん。弁慶の衣裳に加えて、息子を肩車するというのは、すこぶる大変ですわ…
子ども目線ではとても楽しい舞台なんじゃないかな、と思いました。
京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)
菊之助さんが続きます。弁慶からの白拍子花子になります。大変!
クールビューティー花子といいますか、流し目が似合います。
身長もあるので、舞台映えはとてもありましたが、終盤に疲れが見えました。無理もないです。
衣裳が本当に美しくて、見惚れます。
曽我綉侠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ)
松也さんと彦三郎さんという、なんとも若いチームです。
確かに大御所の方がやるほどの「凄み」のようなものは追いつかないけれど、
台詞がどの人もちゃんと聞き取れますし、若いエネルギーが感じられるので、若いお客さんにはむしろ見やすいのではないかなと思いました。
歌舞伎座近くのプロントでご飯
開演前に、歌舞伎座のすぐ近くにあるプロントでご飯&一息。


開演前や終演後は混んでいることも多いですが、2階もあるので入りやすいですよ!
劇場情報
劇場名 | 歌舞伎座 |
住所 | 〒104-0061 東京都中央区銀座4-12-1 |
アクセス | ◯ 東京メトロ日比谷線・都営浅草線 東銀座駅[3番出口]直結 ◯ 東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅[A7番出口]徒歩5分 |
電話番号 | 03-3545-6800(代) |
公式サイト | 歌舞伎美人 |