観劇感想:「秀山祭九月大歌舞伎」夜の部 R01年9/1-9/25東銀座 歌舞伎座

観劇感想:「秀山祭九月大歌舞伎」夜の部 R01年9/1-9/25東銀座 歌舞伎座




こんにちは、ほわいと(@t_e_white)です。

9月歌舞伎の夜の部「寺子屋」「勧進帳」「松浦の太鼓」を観てきましたので、感想を綴ります。

目次

「秀山祭九月大歌舞伎」夜の部2019年公演情報

「秀山祭九月大歌舞伎」夜の部 作品紹介(公演特設ページより引用)

一、寺子屋(てらこや)
忠義のはざまに揺れ動く心
寺子屋を営む武部源蔵と戸浪夫婦は、菅丞相の子、菅秀才を我が子と偽り秘かに匿っています。しかし、そのことが発覚すると、苦悩の末に、寺入りしたばかりの子どもの首を身替りにして差し出すことを決意します。首の検分役に現れたのは、菅秀才の顔を知る松王丸。その首をあらためた松王丸は…。
忠義を尽くす松王丸の「首実検」の場面は、最大の見せ場で緊迫した空気のなか、複雑な心情を描き出します。味わい深い義太夫狂言の代表作をご堪能ください。

二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)
主君を守る弁慶の覚悟
兄頼朝と不和になり、都を落ち行く義経は、武蔵坊弁慶らとともに姿を変えて奥州平泉を目指します。その道中、一行は義経を捕らえるため幕府が設けた加賀国安宅の関で、関守富樫左衛門の詮議を受けます。弁慶は機転を利かせ、自分たちを東大寺建立のための勧進の山伏と名乗ります。しかし、富樫はそれを証明するために、寺建立の寄付を募る帳面「勧進帳」を読むように命じます。窮地に立たされた弁慶は…。
歌舞伎十八番のなかでも屈指の人気演目を、日替わりの配役でお楽しみいただきます。

三、秀山十種の内 松浦の太鼓(まつうらのたいこ)
忠臣蔵外伝物の中でも屈指の名作
師走の両国橋で、俳人の宝井其角と赤穂浪士の大高源吾が再会すると、源吾は其角の句に続けて「明日待たるゝその宝船」と句を残し、立ち去ります。翌日、松浦鎮信の屋敷で催されている句会では、赤穂浪士が未だに仇討ちを果たさないことに業を煮やす松浦侯が、源吾の妹お縫に辛くあたる始末。そこで其角が源吾の残した句を伝えると、松浦侯はその句の真意を察し…。
初代吉右衛門が得意とした作品を集めた家の芸、秀山十種のひとつで、赤穂浪士の吉良邸討入りの前日から当日を描いた作品です。この演目を初演した三世歌六の追善狂言として、ご堪能ください。

ほわいとレビュー ★★★☆☆
(以下、ややネタバレ有り。と言っても感想が細かめで恐らく見た人しか伝わらないかなとも思います。)

「秀山祭九月大歌舞伎」夜の部の感想

観劇感想:「秀山祭九月大歌舞伎」夜の部 R01年9/1-9/25東銀座 歌舞伎座 寺子屋

寺子屋(てらこや)

文楽での寺子屋を観たことがありましたが、歌舞伎での寺子屋は初めて観ました。

文楽のイメージもあってか、生身の人間だとやっぱり立体感というか、リアリティは増すかなーとふと思いました。

御台所が暖簾口からの登場でしたが、ストーリー上いきなり裏口から入るのは不思議なので、きっと福助さん仕様なのだと思います。

ほわいと
歌舞伎の演出の違いや工夫が少しずつ感じ取れるようになってきました・・・!

鷹之資さんのよだれくりが、とても良い奴(笑)で少しびっくりしました。

後半の吉右衛門さんの松王丸が素敵です。自分の子どもを身代わりに差し出した苦渋がよく見えます。

歌舞伎ではよくあることでもありますが、親子2ショットになる場面が多くて意識してしまいました。

  • 松王丸×千代(吉右衛門&菊之助)
  • 千代×菅秀才(菊之助&丑之助)
  • 御台所×戸浪(福助&児太郎)

世代を楽しむって、日本人独特の感性なんでしょうね。

私が観たのはなんと、吉右衛門が休演なさる前日!

観れて良かった-とも思いつつ、今後の活躍も願うばかりです。

歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)

勧進帳
1年に1回は登場しているのではと思うくらい、色あせない古典、勧進帳です。

そもそも、歌舞伎は江戸時代におけるジャニーズみたいなものだったと思うのですが、仁左衛門さんはまさにそんな風に見えました。

あまりに、凛々しい。

秀山十種の内 松浦の太鼓(まつうらのたいこ)

忠臣蔵のサブエピソードといったような演目です。

こうしてみると反対に、本編である「仮名手本忠臣蔵」って面白いんだなぁと改めて感じる次第です。

東蔵さんと又五郎さんによる安定したお芝居と、歌六さんのお茶目な小芝居を楽しめました。

劇場情報

劇場名歌舞伎座
住所〒104-0061
東京都中央区銀座4-12-1
アクセス◯ 東京メトロ日比谷線・都営浅草線 東銀座駅[3番出口]直結
◯ 東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅[A7番出口]徒歩5分
電話番号03-3545-6800(代)
公式サイト歌舞伎美人
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