こんにちは、ほわいと(@t_e_white)です。
音楽劇「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」を観てきました。
2.5次元ミュージカルは年々進化しているという噂は聞くので、どんなものに仕上がっているのか楽しみに行ってみました!
上演時間は、約2時間30分(休憩15分間を含む)。
「ロード・エルメロイ2世の事件簿」観劇!
2.5次元。原作も知らずに観たのですが、思いのほか面白かった!
一人一人うまいし、魔術駆使するので照明と映像が多いのですがクオリティ高いし、楽曲も強すぎず弱すぎず世界観を支えています。
カルチャーとして確立したのを感じました…!#事件簿舞台 pic.twitter.com/Ckgeo0cZKv— ほわいと@手荒れと観劇 (@t_e_white) December 21, 2019
目次
音楽劇「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」公演情報
音楽劇「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」作品紹介(公演公式サイトより引用)
とある極東の地方都市にて行われた魔術儀式・聖杯戦争。
あらゆる願いを叶えると言われる万能の願望機・聖杯を巡って行われたその戦いを、
征服王イスカンダルとともに駆け抜けた少年がいた。その名はウェイバー・ベルベット。
時を経て少年は青年となり、かつての師が冠したロード・エルメロイの名を受け継ぐこととなる。
魔術師たちの総本山・時計塔で、「ロード・エルメロイⅡ世」として教鞭を執る彼の元に舞い込む様々な事件。
現代の常識でははかり知れない、魔術の世界で引き起こされる出来事に、
内弟子の「グレイ」とともに立ち向かっていく――。原作は、三田誠によって描かれる正統かつ至高の魔術ミステリー。
脚本に斎藤栄作、演出に元吉庸泰、そして総合演出にはウォーリー木下という豪華スタッフ陣に加え、
出演者には俳優・アーティストとして確かな実力を持つ、松下優也と青野紗穂を迎える。
そして、納谷健、百名ヒロキ、木戸邑弥、玉置成実、花王おさむ、壮一帆ら
華やかで実力も備えた面々が顔を揃える。神秘と幻想、魔術と謎の交錯する音楽劇「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」、
いざ開幕。
ほわいとレビュー ★★★★☆
(以下、ややネタバレ有り。と言っても感想が細かめで恐らく見た人しか伝わらないかなとも思います。)
音楽劇「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」感想


実は知人が観劇に行けなくなったために急遽行くことに決まった舞台でした。
なので、原作もあらすじも何にも知らない状態での観劇です。
2.5次元のミュージカル系は、実は以前観た際に残念だったので、期待値はかなり低かったのですが・・・
これが、良かった。!
大前提として、キャストがみんな歌もお芝居も質が高かったこともあります。
魔術をメインにしているので、映像や照明や特殊効果をたくさん使っているのですが、これがお芝居やストーリーとよく合っています。
まったく原作やあらすじを知らない人でも、細かい用語や背景は分からないものの、話についていけます。
イケメンチャンバラが多すぎず少なすぎずで楽しめますし、2.5次元ものに抱いていた、キラキラしすぎている感じや、内輪な感じがしすぎてないのが良かったです。
特に今回なるほどと思ったのは、転換にまつわる演出です。
たくさんのキャラクターや場面に移動しないといけないので、今回のような舞台ではテンポよく場面を変えていく必要があります。
一部分を転換しながら離れたところでお芝居を進めるのはもちろんのこと、
メインの舞台装置である螺旋階段の城に照明当てながら転換したり、
天井部分には反響盤のように吊られている楕円が抜かれたパネルがあり、そこに壁画の映像を当てて見せながら転換したり、
転換する時間そのものも、それまで集中して観ていた観客が一息つくのに丁度良いタイミングと時間で行われます。
ただ一つ思ったのは、多目的ホールでの上演がやや残念だなーと思ってしまいました。
やっぱり劇場の雰囲気って観客の気分に影響するし、音響的にもライブ感が弱かったし、視覚的にも舞台の額縁の外側は味気ないし・・・難しいですね。
ストーリー的には、最後の最後で明らかになる事実が多く、魔術的な原則を織り交ぜながら展開されるので、ついていくのが必死でした。
2.5次元のミュージカル・音楽劇が出てきてまだ歴史は浅いですが、立派に日本のサブカルの1ジャンルとして確立されているんだな、と思いました。
原作はライトノベルの小説ですが、漫画やテレビアニメでも取り上げられています。
また、今回の舞台は「剥離城アドラ」のシリーズをもとにしていますが、他のストーリーもあります。
以下は、「剥離城アドラ」のシリーズで他の媒体のものを挙げてみました。
TYPE-MOONの小説版です。Kindleもあります。↓1冊読み切りです。
漫画版です。こちらもKindleあります。(1)から(3)までが「剥離城アドラ」のストーリーです。↓
今回の舞台のブルーレイ版も出ています!↓
劇場情報
劇場名 | なかのZERO大ホール |
住所 | 東京都中野区中野2-9-7 |
アクセス | ◯ 中央本線「中野駅」南口から徒歩8分 |
電話番号 | 03-5340-5000(代表) |
公式サイト | なかのZERO大ホール |