手荒れに良い成分や化粧品などでよく見る成分と向き合うシリーズ。
・成分を一言で言うと?
・具体的な説明
というかなりシンプルな構成でお送りします。
アロエベラとは一言で言うと・・・
目次
アロエベラとは・・・自然が生んだ天然保湿の神様!
アロエベラの効果とは
アロエベラに含まれるゼリーの部分は、ブドウ糖や果糖など多くの糖とタンパク質で構成されていて、ムコ多糖体といいます。
ムコ多糖体は、肌に浸透し、肌の水分量を増やし閉じ込めるという保湿の効果があり、セラミドと同じような役割を果たします。
アロエベラにはたくさんの有効成分が含まれていて、アロイン・アロミチン・アロエチン・アルボラン・ビタミンB群・ビタミンC・ミネラル・アミノ酸などがあります。
アロエベラのムコ多糖体には、粘性があり、アロエが持つこれらの成分の吸収率を高める作用や、免疫を高める作用もあります。
たとえば・・・
・体の細胞同士のすき間に水分を確保し、保湿するはたらき
・やけどなど炎症や、炎症による痒みや痛みを緩和するはたらき
・傷の回復を早め、皮膚の再生を促してくれるはたらき
・肌表面の角質を柔らかくし、殺菌の繁殖を防ぐはたらき
・アロエの葉に含むアロインによる、便秘改善など下剤としてのはたらき
・アロエの中でもアロエベラに含まれるサポニンによる、抗酸化作用や血液中の脂質を処理してコレステロール上昇を抑えるはたらき
はたらきづくしの、アロエベラなのです!
アロエの種類に注意!
日本でよく見かけるアロエは、キダチアロエという品種でアロエベラとは異なるので、注意しておきましょう。
簡単に違いを挙げると、
アロエベラ | キダチアロエ |
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主に欧米にあるもの | 主に日本にあるもの |
葉と葉肉が大きく厚い | 葉と葉肉は小さめ |
食用が一般的 | 外用薬や生薬の役割が強い |
5月に黄色の花が咲く | 11月に赤い花が咲く |
ムコ多糖体が、キダチアロエと比べて約10倍含まれる | アロインが、アロエベラと比べて約1.5倍含まれる |
ちなみに、アロエはネギやにんにくの親戚らしいです。体に良いものは仲間なのですね・・・
*ここだけ注意!
アロエやキウイ、パイナップルなどに含まれる、シュウ酸カルシウム針状結晶という成分は、皮膚にチクチクとした痛みを起こす場合があります。
炎症や乾燥が強いときなどは、これらが刺激となり炎症をより広げる可能性があります。
化粧品などに含まれているアロエベラは、調整されているのですが、完全に天然のものを使う場合は、少し気にしてみてください。
最後に
私も現在、アロエベラの含まれるハンドローションを使ってみているのですが、べたつかないのと、手肌に吸収されている感じがものすごいです。思い立ったら、ぜひ。