こんにちは、ほわいと(@t_e_white)です。
今回手荒れにまつわる話で、恐ろしい事実を発見してしまいました・・・
- 食品を扱う職業の方
- お子さんのいる主婦
- 介護している方
- 慢性的に手荒れがある方
一つでも当てはまる方はぜひ一読してください!
目次
手荒れしていると黄色ブドウ球菌が落ちにくい!?




「黄色ブドウ球菌」ってご存じですか?
一度は聞いたことはある人も多いと思いますが、黄色ブドウ球菌は食中毒の原因になるウイルスです。
ただし黄色ブドウ球菌は、健康な人の20〜30%が保菌しています。
黄色ブドウ球菌は、一般的には石けんで手荒いすることで落ちるものなのですが・・・
手荒れなど炎症があると、黄色ブドウ球菌が奥深くまで入り込んで居座り、コロニーを形成することがあります。
このコロニーがある状態を、「バイオフィルム」と呼びます。
バイオフィルムの状態になると、殺菌効果が黄色ブドウ球菌まで届かず、手荒いや消毒液などでは簡単に落ちなくなるというのです!!
また黄色ブドウ球菌は、熱に強いという特徴があります。
黄色ブドウ球菌が人の手から食品に渡ると、食品を加熱調理したとしても、黄色ブドウ球菌がいる可能性があるのです・・・




疑いのある方は、ひとまず調理用手袋を使うことを心がけましょう。
私のおすすめはこちらです。
バイオフィルムを落とすには
バイオフィルムについてはまだまだ研究が進んでいないようで、調べても見つかる資料はほんのわずかでした。
私が見つけたのは、花王がバイオフィルムの除去に関する研究を発表しています。
バイオフィルムと手荒れの関係|花王プロフェッショナル 業務改善ナビ 介護の現場にソリューション
この中で出てくる結論としては、
バイオフィルムの除去には、
オレイン酸カリウム塩を含み、殺菌剤が未配合のハンドソープを使うと良い。
とのことです。




オレイン酸は、以下のようなものに含まれています。
- オリーブ油
- 綿実油
- 大豆油
- 米ぬか油
- 牛脂
- 豚脂
- 魚油
- 鯨油
この中で言えば、オリーブオイル配合の石けんは時々見かけますね。
オレイン酸を含む石けんは、多くの場合やわらかい石けんであることが多いです。
洗いすぎると、セラミドなどの肌にとって大事な細胞間脂質が落ちやすくなるとも言われるので、気になるからといって洗いすぎには注意しましょう!
オレイン酸を含む石けん3選!
ねば塾 やさしいせおと
リノール酸とオレイン酸が豊富な大豆油と菜種油をたっぷりブレンドしています。
丸い形の固形で水切れが良く、溶け崩れが少ないのは嬉しいですよね。
小さいサイズから安く試せるので、オレイン酸系の石けんを初めて試すときには良いのではないかと思います。
アレッポの石鹸 ノーマル
身体にやさしいのは間違いありませんね。
公式サイトにもありましたが溶けやすいとのことなので、お風呂場で使う際は注意が必要です。
ハイネリー 台所用せっけん さくら
台所用の液体石けんです。ハイネリーの製品は、オレイン酸が主体になっている石けん製品が他にも多数あるので、要チェックしてみてください!
最後に
私自身もこのことを知ってからは、手荒い用の石けんはオレイン酸を含むものに取り替えました。
市販の石けんで満足するのではなく、今より一歩興味を持って石けんのことを知ってもらえたら、この記事を書いた意味があります。
手荒れに悩んだり、育児・介護をしている方は特に、チェックしてみてくださいね。
最後にこの記事で紹介した石けんをまとめます。
・バイオフィルムと手荒れの関係|花王プロフェッショナル 業務改善ナビ 介護の現場にソリューション
・【何ぞやシリーズ第12回】手荒れに潜むバイオフィルムって何ぞや?
・手荒れと手指衛生の科学