こんにちは、ほわいと(@t_e_white)です。
私と同じように手荒れに困るあなたなら、手荒れにまつわる様々な症状の名前を一度は見聞きしたことがあるのではないでしょうか?
私は初めて皮膚科で診てもらったときには、主婦湿疹と診断されました。
水仕事も、紙をたくさん触るようなことも、手の刺激に関わるようなことはしていなかったしそもそも主婦のような生活とは無縁でしたので、本当に主婦湿疹なのか、ずっと疑問なのでした。
今回は手荒れに関係するよく耳にする症状を簡単に、3分以内で読めるようにまとめてみました。
目次
手荒れ症状の原因と違い1「手湿疹」(主婦湿疹、進行性指掌角皮症)
季節関係なく一年中起こりやすいもので、一般的に主婦湿疹とも言われるポピュラーな湿疹です。
水仕事を毎日していたり、紙を多く扱う仕事をしていると起こりやすい症状で、基本的には手にしか起きない湿疹です。
水仕事などで手指の皮脂が必要な分まで流れてしまい、皮膚を保護できず、外部刺激に過剰反応してしまったり、刺激物が入ってきたりして手が荒れます。
職業病に限らず、普段使用しているシャンプーや化粧品、薬剤などに原因があることもあります。
乾燥する季節は勿論、一年中起こることもあります。
手荒れ症状の原因と違い2「汗疱」(異汗性湿疹、指湿疹)
汗疱の別名としては、「異汗性湿疹(いかんせいしっしん)」「指湿疹」と呼ぶこともあります。
手に汗をかきやすい人に症状が多く、蒸れやすい梅雨時期から夏場にかけてみられることが多いです。
原因ははっきりしておらず、汗腺が詰まってしまう「あせも」と同じような原因である考え方と、これとは無関係の湿疹とする考え方があります。
小さな水疱ができ掻き破ることで水疱がつぶれ、乾燥して亀裂が走り、あかぎれになっていきます。
汗疱による水泡は約1㎜程度で、指や手のひら・足の裏に細かく水ぶくれ上にできるため、水虫に間違われることも多いです。
水泡は無色透明で汗が含まれています。
汗疱は、乾燥して皮膚が剥がれて1カ月程度で症状が軽くなり、自然に治癒していくことが多いです。
手荒れ症状の原因と違い3「あせも」(紅色汗疹)
あせもの別名としては、「紅色汗疹」と呼ぶこともあります。
一般的にはあまり見られませんが、あせもには種類があり、「水晶様汗疹」や「深在性汗疹」などもあります。
痒みが強く、汗による赤いぶつぶつが出来る湿疹です。
あせもの原因は、主に汗によって汗管が詰まり、汗が表面へ出ることが出来ず、溜まった汗が他の組織へ流れだしてしまった結果、炎症を起こして痒くなり赤くぶつぶつになるというサイクルがあります。
赤ちゃんがあせもになりやすいのは、汗が出る「汗腺」が、大人と同じ数あるのでその分密度が高く、汗をかいたあと詰まってしまったり蒸れてしまうためだと考えられています。
通気性の悪い服や汗の乾きにくい肘や膝などで汗がたまり汗管が詰まったり、おむつの中や服のゴムの辺りなど、風通しが悪いところに出来やすいです。
汗によるものなので、「汗疱」や「異汗性湿疹」とあまり区別をしない考え方もあります。
手荒れ症状の原因と違い4「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」
手のひらの、特に手首に近い部分に、赤みや皮膚の剥がれ、水疱や膿んだ水疱(膿疱)が現れます。
長期間この症状を繰り返し、かゆみや痛みを伴うこともあります。
足の土ふまずや踵(かかと)の外側にも同じ発疹を生じることが多くあり、胸の関節痛を伴うこともあるようです。
手荒れ症状の原因と違い5 まとめ
ここまでたくさんの手荒れにまつわる症状の言葉を挙げましたので、最後にまとめていきます。
- 手湿疹⇒水仕事や手への刺激の多いことによる乾燥があり、手のみの湿疹。
- 主婦湿疹⇒手湿疹に同じ。
- 進行性指掌角皮症⇒手湿疹に同じ。
- 汗疱⇒赤みがあまりなく、小さな水泡が多くできる。汗をかきやすい人に多い。
- 異汗性湿疹⇒汗疱に同じ。
- あせも⇒赤みがあり痒みが強い。全身に起こりうる。
- 掌蹠膿疱症⇒手首周辺に長期間、赤みや水疱がある。
手荒れは個人差が本当に大きいですし、複数の症状が同時に起こっている可能性もあります。
あくまで参考にする範囲で、まずは皮膚科から処方された薬を信じること、普段の生活習慣を今より良くすることから始めましょう。