手荒れについて、調べていく内に、分からない言葉にたくさん出会っていきました。
「エモリエント」
「モイスチャライザー」
この言葉の意味を知っていますか?
そして、手荒れにとってどんな役割を持っているのでしょうか?
自分で自分自身の手と向き合うために、ぜひこの記事を役立ててみてください。
目次
手荒れとエモリエント
エモリエントとは、肌の表面に油脂で膜をつくる保湿剤のことを言います。
皮膚からの水分蒸発を防ぐことで、潤いを保持したり、皮膚を柔軟にすることが目的です。
一番よく知られているのは、ワセリンです。
他に、医薬品のエモリエントとしては、
天然油脂、ロウ類、炭化水素、脂肪酸、エステルなどがあります。
手荒れとモイスチャライザー
モイスチャライザーとは、天然保湿因子(=NMF)や、細胞間角質をはじめ、水分を保持する作用のある成分と、その他の添加物を含む保湿剤のことを言います。
主には、
アミノ酸、ピロリドンカルボン酸、乳酸、尿素、無機塩、ヘパリン類似物質、グリセリン、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン
などがあります。
このうち、天然保湿因子の代表は、
アミノ酸、ピロリドンカルボン酸、乳酸、尿素、無機塩です。
手荒れの人にとっての、エモリエントとモイスチャライザーの使い分け
私が手荒れの方におすすめするのは、モイスチャライザーの方です。
理由は、
・油でフタをする、という概念に疑問を持っているから
・モイスチャライザーは、手肌の足りないものを補うのに対し、エモリエントは、もともと皮脂のない手のひらや指先に油を乗せることは、皮膚の本来のはたらきを補助することとは異なってしまうから
もちろん個人差はありますし、エモリエントの代表であるワセリンは、皮膚科で処方されることもあります。
あくまで私一個人の体験からお伝えしていることなので、まずは医師の話に基づいてください。
保湿に関しての記事は、こちらにもまとめていますので、ぜひご覧くださいね。
また、以前挙げた汗疱とも関連しますが、
どちらも、水仕事に由来するいわゆる主婦湿疹の方に有効のようです。
もちろん、日常的なハンドケアとしては、すべての手荒れ症状を持つ方に大切な保湿方法ですが、小さな水疱がたくさん現れるような方は、汗疱の疑いもあるので、ヒルドイドやステロイドなどの外用薬も試してみてください。
まとめ
化粧品やヘルスケアの世界は、製品の質よりも、イメージの良さが先行してしまう場合がよくあります。
ですが、それは必ずしも悪いことではなくて、病は気から、という言葉もあるように、自分が良いと思う物を使っている、ということだけでも効果がある場合もあります。
そもそも日本では、薬事法もあれば製品販売までのクリアすべき基準もあるので、完全に有害のものは広まりませんし、本当に良いものだとしても個人差は必ずあります。
言葉を知る、というのは、自分の判断力が1つ高まることにつながるので、私はこのブログを運営しています。
さらに、私と同じように手荒れに悩む方に、1人でも役に立つことが発信できたら、すっごく嬉しいことなのです。
・・・あまりまとめになりませんでしたが、ぜひ自分に合った、エモリエントとモイスチャライザーを、探してみてくださいね!