こんにちは、ほわいと(@t_e_white)です。
以前書きました「手湿疹とたたかうためのツムラ漢方薬をまとめました。」という記事で、手荒れに効果がありそうな3つの漢方薬をピックアップしました。
それは、
- 温清飲(うんせいいん)
- 消風散(しょうふうさん)
- 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
の3つです。
また、漢方は「薬」の一種であることを考えると、副作用の問題はないのかどうか、気になりますよね。
今回は、「温清飲・消風散・十味敗毒湯」にスポットを当てて、副作用の可能性があるかどうかをまとめました。
目次
漢方の主な副作用
一般に、生薬の種類が少ない漢方薬ほど、よりはっきりした効果を示すと言われます。
漢方薬による主な副作用と、原因となる可能性のある生薬
1.胃腸症状:胃もたれ、吐き気、胃痛、下痢など
→麻黄(マオウ)、大黄(ダイオウ)、地黄(ジオウ)、当帰(トウキ)、石膏(セッコウ)
2.皮膚症状:発疹、痒み、蕁麻疹など
→桂皮(ケイヒ)
3.精神神経症状:のぼせ、不眠、動悸など
→麻黄(マオウ)、附子(ブス)、人参(ニンジン)
4.その他:肝機能障害、肺炎など


手荒れ関連で期待の星「温清飲・消風散・十味敗毒湯」から副作用の可能性があるものをピックアップ
ここでは、副作用の可能性があると、私の方で調査ができたものだけをピックアップしています。
各漢方の全成分については、各リンク先をご覧ください。
温清飲(うんせいいん)
・・・カサカサ手荒れ向け
- 地黄(ジオウ)
- 当帰(トウキ)
→胃腸症状:胃もたれ、吐き気、胃痛、下痢など
消風散(しょうふうさん)
・・・ジュクジュク手荒れ向け
- 地黄(ジオウ)
- 石膏(セッコウ)
- 当帰(トウキ)
→胃腸症状:胃もたれ、吐き気、胃痛、下痢など
十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
・・・炎症で赤みがある手荒れ向け
私の調べでは、特に副作用の可能性がある生薬は見当たりませんでした。
まとめ 脱・手荒れに向け漢方を飲む前に知っておきたい副作用のこと
副作用の関係性についてまとめると、
- 温清飲(うんせいいん)
- 消風散(しょうふうさん)
この2つには、胃もたれなどの胃腸症状が出る可能性があるということが今回分かりました。
漢方は気軽に試すことができますが、不安や疑問を感じたら、ぜひ専門医に相談してみましょう。
*参考記事リンク集*
【漢方薬の副作用】具体的な症状と4つの回避方法
漢方薬物解析学研究室
日本漢方生薬製剤協会