手荒れに悩む方なら、一度くらいは指紋が気になったことがある人も多いのではないでしょうか。
私自身じつは、
最近、指紋認証の効きが悪いがする・・・
→手荒れで指紋薄くなってる!!
と気付いたことが、手荒れの改善に向けて本気になるきっかけでした。
また、指紋が薄くなってつるつる状態になると、紙をめくるのも本当に一苦労だし、指先が敏感になって何だか疲れるんですよね。
手荒れは、日常生活に支障が出ます。


手荒れについてこのブログを運営する中で生まれた私の疑問。
「手荒れで消えた指紋って復活するの?」
結論から言うと、
復活します!希望を持ちましょう!
この記事では、手荒れと指紋の疑問から、指紋そのものの仕組みから種類まで、私の興味の赴くままにまとめました!
目次
そもそも指紋って本当に一人一人違うの?
指紋は、一人一人固有の模様で異なります。両手の指、10本それぞれに指紋が異なります。
また、手荒れなどで傷ついた指紋は、本来の指紋の形に復活します。
なぜ、一人ひとり異なる指紋になるのかは、幾つか説があるようです。
そのうちの一つには、赤ちゃんが母親のお腹の中で成長する中で、羊水の圧力の違いによって変わるのではないか、という説もあります。
手荒れでスマホの指紋認証が効かなくなった私の体験談
ひび割れ、あかぎれ、爪周りも弱くて、よくささくれが出来ていました。
でも、仕事に食らいついていくのに必死で、自分でも手荒れしている状態をあまり気にとめていませんでした。
機種変したスマホに指紋認証機能があったので、早速登録して使っていたのですが、時々使えなくなるのです。
そんな時は大体、
絆創膏していたり、手を洗った直後だったり、ハンドクリームなどを塗った直後だったり。
このような状況だったので、「そりゃそっか。」と受け流していました。でも絆創膏なんて手荒れの人はしょっちゅうなので、これでは何にも解決しないのです。。
ですがある時、何度やっても認証が通らないことが。
指先も別に何もしてないし普通だし、なんで?
5回挑戦してやっと1回ようやく認証されるような確率・・・
そんな中、サブで登録していた左手の中指だとすんなり認証されました。
これはつまり、、登録した指紋から変化しすぎている??
改めて親指の登録作業をすると、指紋認証がすんなり通りました。


手荒れってだけで、こんな悩み方をしてしまうのです。
手荒れでスマホの認証がうまくいかない時の対策
根本はもちろん、手荒れの状態を治していくことが一番ではあります。ですが、そうもいっていられない日常生活。
私が必要に迫られて行った3つの対策をご紹介します。
- 指の様々な角度から登録しておく
私は、爪のすぐ横の部分から、第一関節の下まで、なるべく広範囲に登録をしています。 - 複数の指の登録をしておく
親指でなくても、手荒れに縁のない指先で登録しておければ吉ですね。
私のスマホの場合は、認証ボタンが本体右側の側面にありました。
基本は右利きなので、右手の親指で操作をしますが、左手で操作したい場合は、左手の中指がちょうど認証ボタンに位置に触れるので、この2本を登録していました。 - 指紋認証にこだわらない
スマホは、パスワードやタッチスライドで解除もできるので、素直に指紋認証を諦めることもあります。。
手荒れした犯罪者の指紋採取はできるの?
犯罪を犯した人は、警察などによって10本の両手の指の指紋が採取され、犯罪捜査用のデータベースに登録されるようです。
そもそも、10本の指全てが、全く指紋が採れない状況は稀ですし、火傷などで皮膚細胞が壊れない限りは、指紋は復活するものとのことです。手だけでなく、足の指にも指紋はあります。
また、指紋以外にも、髪の毛のDNA採取とか色んな方法はあると思うので、指紋は証拠の一つとして、十分に機能していると思います。
手荒れ人は入国審査にご注意を
アメリカなど、9.11以降入国審査が厳しくなっているようで、旅行者全員の指紋の登録・確認が行われます。


指紋採取ができない場合、ワックスを指先につけて指紋をとったり、
聴取のため別室に連れていかれることもあるようです・・・。
指紋認証の種類の話
指紋認証の方法にはいくつか種類がありますが、ここでは、もっとも身近に使われている2種類をまとめます。
静電容量式
スマホやタブレットなど、最も一般的に使われている認証方法です。
↓
液晶画面にまんべんなく帯びていた微弱な電子が、指先を通して体内に逃げ出す
↓
電子が逃げ出した点を、X,Y座標で検出する
簡単に言うとこんな仕組みです。静電気にずっと触れているような形だったんですね…!
光学方式
静電容量式に次いで用いられる指紋センサーです。
銀行のATMや口座登録などで、指先を置いて待っていると赤く光ったりする、アレです。
↓
赤く光るLEDの光で全反射させる
↓
指紋の凹凸により反射された光や影を読み取る
指紋に含まれる凹凸の、へこんだ部分に含まれる水分や汗によって、光の反射する部分に光と影が生まれ、指紋が映るという仕組みです。
静電容量式と同様に、指先の水分量が少なすぎでも、多すぎても、指紋認証が難しくなります。
指紋はどんな仕組みなのか、さらっとご紹介。
指紋を形作っている、シワのような凹凸のところを、「隆線(りゅうせん)」といいます。
この隆線は、真皮の内から皮膚が新しく作られるときにはあるもので、形は変化したりせず、一生変わりません。
そのため、表皮(=死んだ細胞の集まりである角質が積み重なっている状態)が剥けたり、火傷して無くなっても、また新しく隆線は再生されるとのことです。
万人が固有に持っているからこそ、指紋認証や指紋鑑定が個人認識ツールとして広まっているわけですね。
では、隆線が生み出す凹凸、一体どんな役割があるのでしょう?
ヘコんでいる、凹部分
ここには、「触覚小体」という、その名前の通り、触覚を感じるための組織があります。
指先は鋭い感覚を持っているのに関わらず、より外側にある出っ張ったほうではなく、内側のヘコんだ方にあります。
出っ張っている、凸部分
例えば、熱いものに触ってしまいそうなとき、出っ張っている凸部分があることによって、ヘコんでいる凹部分にある「触覚小体」を守る役割を果たします!
ちなみに、手の汗は、隆線の出っ張りの先っぽに繋がっているので、凸部分から分泌されています。
指紋の形の種類
指紋はすべての人が異なる模様を持ちますが、大きく分けて、4種類の区別があります。
【画像出典 サイト名:斎藤鑑識証明研究所 指紋の種類 】
日本人に多い順には、以下の通りです。
(画像では左からの順と同じです。)
- 渦状・・・日本人の約50%
- 蹄状・・・日本人の約40%
- 弓状・・・日本人の約10%
- 変体紋・・・とても珍しい
それぞれの種類の中で、さらに細かい区分もあり、人よっては複数の種類が混ざっている場合もあります。
手荒れなどで指紋に傷がついたり痛んでいるときは、「損傷指紋」という形で、別枠で分類されることもあるようです。
結論。指紋は復活する!
ここまでお伝えした通りですが、指紋について言われている原則があります。
一人ひとり指紋が異なること
「終生不変の原則」
生まれ持った指紋は変わらないこと
指紋がここまで奥深いとは…私自身もびっくり楽しみながら記事を書くことができました。
私自身もまだ、指の先っぽの指紋がやや薄いところがあるので、復活目指して歩んでいきます!
指紋のためにも、やっぱり手荒れは治していきましょうね。
手荒れをよくしたいけど何かしたらよいの?という方は、まずはこの記事をご覧ください。