こんにちは、ほわいと(@t_e_white)です。
手荒れするといっても、手の甲や手の平だったり、指の関節だったり、どこが荒れてしまうかでも悩み方は変わってしまうもの。
その中でも、指先のひび割れに悩まされる人は、冬の乾燥しやすい時期では、多いのではないでしょうか?
今回は、「指先のひび割れと手荒れ」に注目して、対策をまとめていきます!
目次
指先ならではのひび割れする原因と特徴
- 水仕事などで手肌への刺激が多い
- 合成洗剤による手肌への負担
- 乾燥肌
- ストレス、自律神経の乱れ
- 不規則な食生活
- 睡眠不足、睡眠の質の低下
- アレルギー
これらは「指先」というよりは、どちらかとうと手全体に当てはまることですよね・・・
ですが、指先の手荒れの原因は、意外なところにありました!
指先の乾燥は、血行不良からもやってくる
冬に手荒れが多いのは乾燥が原因、というのは有名な話ですが、この乾燥が起きてしまう原因に、血行不良も関係しているのです。
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血管が収縮すると、血流が減るとともに、血流が皮膚の表面に届きにくくなります。
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すると血行不良となり、細胞に栄養素が行き届かなくなります。
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手や指先は心臓から遠い分、血液という水分が手・指先に行きわたらなくなり、肌の乾燥に繋がります。
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皮膚の細胞の働きが鈍くなり、受けた刺激やダメージに弱くなり、ひび割れやあかぎれを自分で修復できない状態になります。
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そのまま辛いパックリ割れと共に、指先手荒れの出来上がりです。。
指先と、かかとのひび割れは仕組みが違う
指先だけではなく、かかとにもよく起こるひび割れ。
実は、指先とかかとのひび割れでは、起こってしまうメカニズムがやや異なります。
それは、かかとが、手の指先よりも倍以上厚い皮膚の角質を持つことから違いが生まれています。
かかとは血行不良や乾燥などにより、皮ふの入れ替わり(ターンオーバー)がうまく進まないと、古い角質がはがれにくくなります。
これがどんどん積み重なり、厚く、硬くてガチッとしたかかとになってしまいます。
そのままの状態でかかとに体重がかかり続けることで、硬くなった角質が裂けたり、ひび割れにつながっていきます。
さらに、かかとには指先と同じように皮脂腺がありません。それは、肌を保湿する皮脂がもともと少なく、修復する力が弱いことを意味します。
一度ひび割れやパックリ割れになってしまうと、指先と同じようになかなか治らず辛い状態になってしまいます。
スマホによる指先のひび割れへの刺激
この時代ならではとも言えますが、スマホをよく使うことが指先への刺激にもつながっています。
タッチパネルを頻繁に操作するときの摩擦や、長時間の使うことで帯びる端末の熱が、荒れた指先の小さな傷に働きかけてしまいます。
また、スマホ操作だけではなく、パソコンのキーボードを叩く指先を使った仕事の増加や、手指の消毒の習慣、など、現代社会は指先への負担が特に増えてきていると言えます。
指先に起こりやすい?進行性指掌角皮症とは
「進行性指掌角皮症(しんこうせいししょうかくひしょう)」という症状があります。
進行性指掌角皮症は、いわゆる手荒れの症状と同じようなものですが、主に主婦、美容師、飲食店員、銀行員などによく見られます。
よく使う手の親指、人差し指、中指、または複数の指先の皮膚が乾燥しはじめ、はがれ落ちるという症状があります。
水仕事をよくしたり、紙幣をよく扱ったりするために、繰り返し指先に刺激が加わって、指先への乾燥・刺激へと繋がります。
進行性指掌角皮症が進むと、文字通り、指先の皮膚が角化して硬くなり、ひび割れになることがあります。さらに、
- 赤みやかゆみがでる
- 小さな水ぶくれやひび割れもみられる
- 湿疹の状態が見られる
このような症状も起こり、繰り返すことでやがて慢性化してしまいます。


手や指先の乾燥による辛いひび割れ対策 3ステップ
ここまでは指先の手荒れがどんな正体なのかを書いていきました。
ここからは、指先の手荒れを防ぐために私たちができることを、3ステップでまとめました!
手や指先の乾燥によるひび割れ対策ステップ1 指先を保湿せよ!
皆さんもご存知の「保湿」は、指先や手のみならず全身の肌に当てはまることでもあります。
ここでは、指先の保湿のケアのポイントを順に押さえていきます。
- 指先に限りませんが、ハンドクリームを塗る前に化粧水を指先に与えてからケアすると、より浸透した保湿につながります。ようするに、顔と同じようなケアを施しましょう。
- クリームを塗るときは、手にクリームを乗せて温まってから伸ばしていく。
- 伸ばしながら、手をマッサージ。ツボを押したり、指を一本ずつ丁寧に伸ばす。指先の横(爪の横)をつまんで圧を入れると、かなり気持ちが良いです。
- 綿の手袋をする(百均にもあります!)
手や指先の乾燥によるひび割れ対策ステップ2 成分をチェック!
第一には先ほどの「保湿」の成分が含まれることをチェックしましょう!
基本的には顔のスキンケアで使っているものをそのまま手で使って大丈夫です。
さらにハンドクリームについては、
硬くなった皮膚の角質を柔らかくする成分があるものを選びましょう。
主にはこんな成分。
- アラントイン
- パンテノール
- ビタミンA
- 尿素(ただし、赤みや炎症部分に塗るのは避けること!)
市販でもたくさん出ていると思いますが、試してみる順番としては、
市販薬→白色ワセリン→それでも治らないなら皮膚科へGO!
という流れで良いと思います。
市販薬では、まずはヒビケアからスタートしてみてはいかがでしょうか。
白色ワセリンなら、こちら。
【参考記事⇒ 成分と向き合うシリーズ5~ワセリン~ 】
手や指先の乾燥によるひび割れ対策ステップ3 習慣にしたいチェックリスト!


さて、手荒れに悩むあなたは、いくつ意識できているでしょうか?
- なるべく水に触れる仕事をしない
- 手を洗った後は、ハンカチで水気をとる。(自然乾燥はNG!)
- 水仕事の際はゴム手袋をつける
- 寝る前にハンドクリームを塗りながらハンドマッサージをする
- ナイトグローブで手を保湿して寝る
私自身もなかなか毎日はできていないのですが、習慣は日々の積み重ね=皮膚の積み重ね。自戒。
手や指先の乾燥によるひび割れ対策⇒出来ることから一つずつ
指先のひび割れは誰でも経験があることですが、その原因は十人十色だったりします。
ここまで様々な紹介をしましたが、要するに、
「指先の刺激になる行動を減らすこと」
「保湿すること」
これさえ意識して行動をし続けていれば、まずは大丈夫です。(と皮膚科の先生にも言われました)
できることから一つずつ、変化や感覚を楽しみながら取り組んでいきましょう!
私の場合は、オキサロール軟膏という塗薬を処方されましたが、改善の兆しは残念ながらあまり感じられないままでした。